埼玉県春日部市に地デジとBSのアンテナ取付工事に伺いました。
地デジ化以前に親戚が住んでいて、暫く空き家だったそうです。
今回お客様が住むに当たり地デジとBSアンテナを設置して各部屋でも
BSを見たいという事で事前に下見に伺い、それでも尚不透明な部分がいくつかあるため
施工方法を三案を提示して本工事となりました。
築年数の経った物件で今迄の状態が誰にも解らないというのが一番厄介です。
まずはこのVHFアンテナを撤去します。
アンテナ線はこのように引かれています
3Cケーブルで屋根を転がして配線しています。
このアンテナ配線はエボナイト棒のようにカチカチになっていて
交換しなければ絶対に使用できません。
地デジのアンテナを組み立てて準備をします。
アンテナマスト先端にはキャップをつけて雨水が内部に入らないようにします。
また錆び易そうな金具にはラッカースプレーを吹いておきます。
取り敢えず地デジアンテナだけ付きました。
アンテナ線をギリギリまで引き直して繋ぎなおします。
軒下だった部分はそれほどの劣化は無くひとまず安心。
丁寧にテーピングしました。
分配器までのアンテナ線を引き直したいのですが、前回調査したところ分配器の場所が特定できず、分配器が存在しているのかすら判りません。
分配器が付いていたとしても電源が送れるのか?
BS対応しているのか(多分してない)?どれ位減衰するか ?
ここでテスト用ブースターを仮付けしておいて電気が送れるのか、減衰具合を見て
BSの混合が可能かどうか確かめてみました。
屋内のテレビ端子を順番に廻ります。
もし電気が送れなかったら別の方法を考えなければなりません。
電気が送られてブースターが動作しました。
減衰の仕方から予測すると分配器は使用されていて、BSもブースターを
使用すれば何とか混合できそうです。
BSアンテナをつけブースターで混合し配線を整えました。
アンテナ完成です
アンテナ線は屋根を転がさないように支線に絡めておきました
ブースター電源部を設置して
端子で測ってみます
広域キー局は全てチェッカー最良値です。
テレ玉も受信可能
BSもご覧のとおり受信可能です
これはスカパーです
実際のテレビの映像で確認しました
一応他のテレビ端子でも測ったところ数値にバラツキが有ったのでおそらく
分配器が2個使用されて段付になっていると思われます。
若干数値が落ちる部屋がありますが視聴障害に陥る数値にはなっておりません。
この度は当店にアンテナ工事をご依頼頂き誠に有難うございます。
今後とも宜しくお願いいたします。