単3切り替え工事を行った柏市の空き家です。
オーナーさんからの依頼で電気工事を行いました。
東電の工事も終わり調査の人から連絡が有りました。
「絶縁抵抗が基準値ギリギリです。一応検査は通しますが気になるので見ておいてください」とのことです。
確かに分電盤交換後測って見て5番回路がイマイチなのは確認していましたがそんなギリギリの数値では
有りませんでした。
時間を見つけて見に行ってきました。
前回悪かった5番です
規定値を下回った数値です・・・
検査の人から聞いた数値よりもさらに悪くなっています。この数値だと検査は通りません。
電気を供給できる範囲じゃない。
漏電ブレーカーが落ちるし安全に電気は使えませんね。。。
前回気になったので一応落書きを残していましたがここまで悪くなるとは・・・
5番は水廻りだし古い機器が付いたまま測定していたのでそんなものかと思っていたのですが
そんなレベルでは有りませんね。。。
どうやら外回りの電気配線も5番回路なので外を調べていきます。
給湯器用に後から追加配線したみたいですがかなりいい加減な工事です(ガス会社の工事?)
ここを触ると若干改善しますがここでは無いようです。
漏電の原因が分かりました。
門柱灯です。
中に大量に水が溜まって水槽のようになっていました。
こんな状態で電気を流して触ったら感電してしまいます。
経年劣化はともかく工事が酷いです。
ケーブルではなく電気コードで配線されています。
ケーブルの長さが足りず途中でコードに変換されているようで接続部分の状態は確認できません。
オーナーさんに連絡してこの門柱灯は使用しなくていいと許可を頂いたので電気が流れないように処理を
しておきました。
照明器具を外した後再度測って見るとよくはないですが常識的な範囲内に収まっていました。
一応これで完了です。
比較的簡単に漏電箇所が分かってよかったです。